児童虐待と動物虐待の相似や関連についてはしばしば言われることですが、そのことが「ガツン!」と頭に入ってくる件がありまして、大型書店で児童関係のところをうろうろしていました。


そうしたら、目的とは外れて(^^;、面白い雑誌を2点ほど見つけました。ひとつは、「現代と保育」3月号、「特集・脳科学は万能か?」


とくに巻頭対談の「脳科学とどう向き合うか」は、育児と脳科学ブームが直結することへの警鐘となっていて面白いです。


脳科学者たちが、「できる子」がいい子だというたった一つのものさしを提示しようとしているのは以前から感じていて、なんとなく危機感は感じさせていましたが、「今の脳ブームは、研究者が生き延びていくための手段だったという側面もあるのではないか」とはっきり書かれているのには感動しました(T_T)


そもそも、脳をたくさん使うことが脳の活性化になるという考え方自体も問題があるのではないかともありました。


マスコミなどで取り上げられて「事実」だと思い込まされていることも、学問の世界ではじつはまだまだ固まったものではないことがいろいろあるみたいですね……。そこに踊らされてはいけないということですね。