先日、第3回未来世代のための環境シンポジウム「人と野生生物の環境汚染への新しい対策」というのに行ってきました。

実証実験といってもこれは発想が違うなー!と思ったのが、「ケミレスタウン」「ケミレスハウス」の取り組みです。人工化学物質登場以前の建材でつくった家をバーンと建ててしまって、シックハウス症候群の人たちの症状が改善するかどうかをみたりするプロジェクトで……人体実験ですけど、実に必要な検証だと思いました。さらっと発表しているけど、企業とのコラボをしないといけないし、なかなか大掛かり話をだよなぁ~と思います。

http://chemiless.hp.infoseek.co.jp/

シックハウスというのは、おなじヒトでも化学物質への感受性の点ではおおきな開きがあることをあらわしている症状なので、一体動物で安全性試験をする意味って何なのだろうと考えさせてくれるような気がします。(ヒトに外挿するときの個人差の安全係数10は正しいのか?)

なんでも「科学的」立証には「動物実験、動物実験!」なので、こういう、人をダイレクトに調べる考え方が現れてくるとほっとします。