Animal experiments could end in a generation
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/science/article6433170.ece
The Timesの6月5日の記事。
コンピューターモデルと細胞生物学の進歩によって、人類は動物実験をしなくても新薬開発ができるようになると科学者も言ってるよ、という話。
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カーディフ大学のKelly BéruBéさんは細胞生物学が専門。現在の進歩は非常に早く、ここ10年のうちにもっと多くの「ヴァーチャル試験」を認めるに十分なデータが得られるようになるだろうと言っています。
「こういったモデルのほうが、よっぽど正しいわ。動物で安全なら人間でも安全だろうなんて、そんな動物実験が今でも行われているのは、ただの慣例なんじゃないかと思うときもあるのよ。」
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ロンドン大でコンピューターが専門のSteven Manosさんも、コンピューターシミュレーションのデータベース(the Virtual Physiological Human Project )の拡大が、もっと効果的な処理法をみちびくと言っています。といっても、もっとも精密なコンピューターモデルでさえ、複雑な動物の機能の中のちょっとしたところを代替するだけだけれども。
そして、SF作家・・・といっても生物学の素養のある方のようですが、ポール・マコーリイも、「私たちの孫の代では、創薬はそれぞれの個人をターゲットにしたものになるので、動物実験はもはや必要なくなるだろう」と言っているようです。
以上、内容ざっくりですが、こういうニュースが出てくるって、海外って違うなーと、またしても思います。