2007.11.30 更新(記事掲載)

2013.5.26 最終更新

 

家庭で飼われてきた動物たちの遺体を獣医学などの教育の場でいかす-

そのことによって、実験動物を傷つけたり、命を奪ったりする解剖実習を代替していこう!というのが、動物献体のコンセプトです。

動物献体ネットワーク(現在活動休止中)

学生さんたちが立ち上げたこのネットワークについては、共同通信配信で各地方紙に記事も掲載されました(2007年11月21日付)。

 

コンセプト

わざわざ生きた動物を利用する解剖実習をしなくても、自然に亡くなった動物の遺体で動物の体について学ぶことができる。そういったhumaneな考え方に基づいて、海外では家庭で亡くなったコンパニオンアニマルの獣医学部への献体制度が作られています。

とはいえ、遺体に対する考え方は、日本と欧米の間で考え方が大きく違っているため、欧米のやり方をすぐ導入できるわけではないと思っていますが、すべての飼い主さんがいわゆる日本的な遺体への考え方を持っているわけではないとも思います。

実際には、遺体の保存の手段の問題などを考えると、開業獣医師の協力が必要で、現在は上記ネットワークも休止中ですが、日本でも献体の仕組みを獣医大学が導入してくださることを願っています。

 
 
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