アメリカでご活躍中のまりもさんが抄訳してくださっている記事を許可を得て転載します。リンダ・マッカートニーのベジタリアン料理本は日本語でも翻訳されていますが、あのすてきな農場の裏に、よりにもよってコバンスの動物実験施設ができるのでしょうか。信じられません・・・


中に登場するPETAのウェブサイトはこちらです。
www.covancecruelty.com



元ビートルズのポールマッカートニーさんは米アリゾナ州の知事ジャネット ナポリタノ(Janet Napolitano)さんに手紙を送っています。


この手紙の内容は今年10月にオープンされる予定のアリゾナのコバンス社(Covance Inc.)の動物実験施設を許可させないようにというものです。 コバンス社は38エーカーの土地に巨大な動物実験 施設を作る予定で、新薬の開発のためにと発表しています。


PETAは去年、このコバンス社で実験された猿のビデオを公表しています。(このビデオはPETAのウエブで見ることができます)


マッカートニーさんはコバンス社の実験施設予定地のすぐ近くに農場を所有していて、自宅の裏庭に動物実験所を作られるということは動物愛護活動家として不愉快なことでしょう。

知事に送られた手紙には、 アリゾナの農場は私の亡き妻リンダが最後の日々を送った思い出の場所です。


これは1998年に乳がんで死んだ妻と、私たちのすべてが動物を守るべく、コバンス社の実験所を許可しないように願うものです。


3月3日付けのマッカートニーさんの手紙には他にも衛生面での心配にもふれています。 コバンス社は1989年にバージニアの実験所で数百の霊長類がエボラ ウイルスに感染させられ殺されているからです。


コバンス社はこれについてAPに声明を出し、PETAがマッカートニーさんを使いこのような間違った印象を与えているのは嘆かわしいことですと言い、新薬の開発には動物実験が規定されていることであり、USFDの指針に従って実験をしていると言っています。


知事のオフィスではマッカートニーさんの手紙を受け取り、これは市の問題でありますが、我々もこのことを注意して いくと声明を出しました。


3月10日 The Orange County Register より抜粋


by まりもさん



MTVのウェブサイトでも概略の記事が出ているそうです。
http://www.mtvjapan.com/music/music_news_detail.html/data_id=949