実験動物協会の会報「Labio21」の最新号に、「英国における動物実験(1) ―現状とハンティンドン・ライフサイエンシズ社の対応―」という記事がある。そして、図4にペットのラットと実験用ラットは同等であると書かれている。


 どういう意味だっ????


一瞬「ラットなんて実験用に過ぎないんだからペットにして大事にするヤツはバカ」と読めましたが、しかしこれはもしかして「実験用ラットもペットも同じ動物なのだから同じくらい大事に扱え」という意味でしょうか? いや、もしや「実験用飼育もペット飼育も大してかわらんだろ?」と言っている? 


なんかペットラットのほう、わざわざ狭いところで飼われてる写真を意図的に使ってる気がして、やな感じ(-_-; もっと趣旨明快に訳してほしい・・・ 


それにしても、よく実験関係者が言う「実験反対派だって動物実験の恩恵をこうむっている」という言い方に似たことがこの記事にも書かれているけど、これは納得が行かないんスよね。


たとえば先日の学会でも「農薬の恩恵にあずかっているのに」といった研究者がいたけど、はぁ?農薬が恩恵??と首をかしげざるを得なかった。一見恩恵のように見えることでも、それは本当に恩恵なのか? もう一度考えてみるべきでは?と言っているのが、動物実験に頼らない道を求めている人たちの意見な訳で。


とはいえ、世間のほとんどを占める層が動物実験に対しては態度を決めきっておらず、現実は見たくない、という分析の部分は当たっているとは思うけど。