イギリスでもっとも規模の大きいレース用グレイハウンドのブリーダーが、健康だけれども足の遅い犬たちを、医学研究用に売ることを申し出ているのだそうです。理由は「財政的負担」。(けっ)
そのブリーダーはすでに解剖用に毎年30匹(!)の犬をリバプール大学に与えていて、大学は「動物の所有者の完全な同意があり、死んだか安楽死させられた犬や猫の組織を研究をしているだけ」なのだから、そのような殺害は「倫理的」であると主張しているとのこと。(フーン、イギリスで動物実験できなくなってきてるなんて、よく日本の研究者がよく言ってるけど、やっぱり嘘じゃない??)
「研究者に対し解剖のために健康なグレイハウンドを受け入れることを禁止する方針を公式に定めるよう大学に求めてください」という署名です。
(英語の署名です。「Don’t display my name」のところにチェックをつけると名前が表示されません。)
Urge Liverpool University to stop killing greyhounds for dissection
解剖のためにグレイハウンドを殺すのを止めるようリバプール大学に求めてください

http://www.thepetitionsite.com/tell-a-friend/914009
署名の内容:
私は、リバプール大学が医学研究や解剖のために健康なグレイハウンドを殺していることを知り、愕然としています。解剖のために健康な犬を受け入れることを研究者に禁じる方針をただちに正式なものとするよう大学に求めます。
イギリスでもっとも規模の大きいレース用グレイハウンドの繁殖家であるチャールズ・ピカリングは、彼のビジネスにおいて、足が遅くてレースに出せない犬が財政的負担となるために、毎年リバプール大学に30匹のグレイハウンドを与えています。
レース業に特化して犬を育てることは、それだけで十分よくないことですが、単に速く走れないからといって、健康な動物を殺したり、実験に使ったりすることは非倫理的です。
一方、「動物の所有者の完全な同意があり、死んだか安楽死させられた犬や猫の組織を研究をしているだけ」というリバプール大学からの声明は、動物たちの命を、動物の「所有者」の資産として以外価値がないと言っているような含みがあります。この犬たちの場合、自分の利益のために特別に犬を生みだした男によって「所有」されているわけです。もし、健康な動物を殺すことによって(どんなに「人道的に」であってもです)グレイハウンドのレース産業を支えることが、リバプール大学の「もっとも高い倫理基準」に合致するのなら、大学は真剣にその基準を再評価し、よりレベルの高いものにする必要があるでしょう。
どうかすぐに、リバプール大学での研究や解剖におけるグレイハウンドの使用を終わらせてください。