特定抗体:人の血液から1週間で抗体 富山大大学院グループ、新システムを開発
http://mainichi.jp/seibu/shakai/news/20090817ddg041040015000c.html
富山大大学院医学薬学研究部の村口篤教授(免疫学)らのグループが、特定のウイルスなどを攻撃する抗体を、人の血液から約1週間で作り出す新システムを開発した。従来はマウスなど動物の血液から半年以上かかって作製しており、良質な抗体を短期間で大量に作ることで、がん治療などへの応用が期待される。
ちょちょちょちょ、これって、動物殺さなくても抗体を量産できるって書いてありますよね!?
なんかすごいニュースに感じるんですけど・・・地味にさらっと報道されているような・・・。こういう研究ってけっこうされてるんですか~??
動物を使った抗体作製は時間がかかり、品質が悪いなどの欠点があった。
って、要するに動物の抗体だから人間には完全には合わないってことですよね・・・
各大学の実験計画書とか見ていると、抗体を作るためだけにかなり動物が殺されていると思うので、この方法は、人間の安全ためだけでなく、動物のためにも大歓迎なのですが。
ただ、共同の報道だと、作れるのはまだ微量みたいですね(;;)
でも、代替早く早くー!と思ってしまいます・・・
研究用くらいの分量はなんとかならんものか・・・
(あれっ、でも完全にヒトの抗体でも動物使って実験するわけ??意味なくない?とか考えているとワケわからなくなってくるんですが・・・)
Nature Medicineの掲載ページはこちら:
A rapid and efficient single-cell manipulation method for screening antigen-specific antibody–secreting cells from human peripheral blood
http://www.nature.com/nm/journal/vaop/ncurrent/full/nm.1966.html