少々遅い反応になってしまいましたが、札幌地方検察庁に下記のメールを送りました。
牛の解剖実習について、「動物に苦痛を与えないことを定めた動物愛護法に違反する不正な行為」として、酪農学園大学が刑事告発されている件です。詳細は下記リンク先をご覧ください。
JAVA 動物実験の廃止を求める会 酪農学園大学を告発 – 内部告発した学生はその後(2008年)自殺
http://helpanimals.jugem.jp/?eid=72
「モーモー!!!!!だってよ、アハハハハ!!」 この笑いが、なんだか心から出て行きません。壮絶なリンチ事件や児童虐待事件でも、被害者が苦しむ様子を見て笑う加害者がいるらしいですから、こういうことがあってもまったく不思議ではないのですが・・・
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題名
酪農学園大の動物虐待について
内容
7月15日の読売新聞北海道版の記事を読み、酪農学園大学が
牛の解剖実習の件で刑事告発されていることを知りました。
また、刑事告発した団体が公表している内容も、インターネット上で読み、
大変ショックを受けました。
「動物の愛護及び管理に関する法律」では、動物の科学的利用に関して、
「その利用に必要な限度において、できる限りその動物に苦痛を与えない
方法によつてしなければならない。」とありますから、苦痛の軽減は
実験当事者にとっては義務事項です。もし守れないのであれば、
罰則にある「愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者」に当たるはずです。
解剖の内容は、食肉加工場の見学で十分補えるものであり、
科学上の必要性も全く感じられません。年間約500頭の利用というのも
必要の限度を超えています。
内部告発の描写を読むと、むしろ動物を苦しめ、殺すことを
楽しむように教育することが大学の使命なのかと思えてしまいます。
これは、動物を科学上の理由で利用する際にとるべき態度を誤って教えており、
動物虐待者の嗜好と同様のものを感じます。
「科学的利用」の名前を冠していれば何でも許されるというのであれば、
弱い者はまったく守られず、人間の蛮行だけが横行することになります。
結果、科学の暴走を許し、人間がひどい目にあう結果を招くことにも
つながると思います。
内部告発した学生は自殺をしたとも聞きました。このまま酪農学園大が
処罰されないのであれば、残虐に心痛める人々は傷つき続け、
「動物の愛護及び管理に関する法律」の理念は守られないままです。
そのような国に自分が住んでいるとは思いたくありません。
この事件に関しても、法の理念にのっとり、厳重な対処をよろしくお願いいたします。
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牛に完全に麻酔をかける方法は確立されていないと何年か前に聞いたこともありますが、すくなくとも意識を失わせる方法はあるはずなのではないのでしょうか。それとも、それも嘘なのでしょうか。
他に、江別保健所管内でと畜場の許可を得ているところが、統計上1ヵ所もないことが大変不思議だったので、別途メールをしました。つまり、大学は許可を得ていないのではないかと思うのですが。そして、牛は、と畜場以外で殺してはいけないんじゃないんでしょうか。この件は前から不思議だったのですが・・・。