アメリカの話ですが、毎年2億ドル以上も公的な研究費が投下されているウィスコンシン大学マディソン校の動物実験について、動物福祉法違反があったというニュースが年末にありました。
アメリカ農務省(USDA)と動植物検疫局(APHIS)は、12月初旬、計7人もの調査官をウィスコンシン大学マディソン校に派遣。施設や実験手順を見ることに2週間にわたる期間を費やし、多くの問題点を見つけたということです。
「そんなに長い間時間を費やすなんておかしい、何か深刻な問題があったのだろう」とアメリカの団体は考えていましたが、大学側は否定。
しかし、20もの連邦動物福祉法違反が列挙された10ページにもわたる報告書が明らかにされました。
その内容は、汚れた空気浄化フィルターやハエ、尿の臭いなどといったことから、動物の世話や不注意といったことにまで及びます。
ブタの心臓の研究とされているのに、肝臓、腎臓、肺の手術や脳組織への外部刺激といったことまでなされており、詳細の説明が不十分であるとされたケースもありました。
3匹の犬が腎臓移植手術を受けたのち、「嘔吐し食べず」、「抑うつや浮腫が見られ」、「排尿しない」にもかかわらず、獣医学的なケアを受けていないといった指摘もされています。
報告書は下記で見ることができます。

http://www.allanimals.org/files/UW-APHIS-2009-12-28.pdf


報道の映像はこちら。
Feds Find Problems With UW-Madison’s Animal Research
http://www.channel3000.com/localvideo/index.html?v=26474
(「そーんなにお金をもらっているのに問題ですねぇー」みたいな、キャスターとレポーターのロコツな顔がたまりませぬ~)
記事はこちら。
http://www.channel3000.com/news/22094338/detail.html
2009.12.31
新年明けて元旦にも続報が。
USDA Found More Animal Research Violations At UW
http://www.channel3000.com/news/22102104/detail.html?taf=c3k
他の報道もあるようです。
Federal animal welfare inspectors find 20 violations at UW-Madison
http://host.madison.com/wsj/news/local/education/article_1f27b390-f66c-11de-b019-001cc4c002e0.html
2009.12.31
ウィスコンシン大学マディソン校は、報告書で指摘された点を改善しなければならないし、毎年2~3億ドルにものぼる研究費を失う可能性がある。
これは大きいですよね。