先日ツイートした、イギリスの内務大臣が「家庭用品のための動物実験も禁止するべき」と言ったという話、7月18日付で、イギリス内務省のサイトでちゃんとリリースされていました。
Commitment to reduce testing on animals
http://www.homeoffice.gov.uk/media-centre/news/animal-procedures
Monday, 18 Jul 2011
まず、イギリス政府は国立3Rセンター(NC3Rs)に対し、動物実験を削減するための科学プログラムを実行するよう依頼していると書かれており、そこにさらに続けて、家庭用品の動物実験を廃止する案も公表したとあります。
をを……。すごい。
どのように廃止するかというと、動物実験のライセンス付与の際の条件に追加する形で行う、とあります。
(イギリスでは全ての動物実験が国からの免許の下で行われており、化粧品の動物実験禁止も、化粧品のための動物実験計画には免許を与えない形で実行されています。)
内務大臣リン・フェザーストーンのコメントは、取り急ぎいいかげんな意訳ですが、下記のような感じ。
「我々は世界で最も厳しい動物実験規制を行っており、高水準の動物福祉も適正に保たれているところである。
現政府は、さらにそれをおしすすめることを望んでおり、科学研究における動物の利用の削減に取り組むものである。
我々は、動物に苦痛を与えずとも家庭用品を発売することは可能だと確信しており、この国で動物実験が継続されることは許容しがたい。我々は、ライセンスの権限をもって禁止を実現するつもりであり、できるだけ早く実行するべく、当事者と考えを共有しようとしているところである。」