まったく工場畜産やらベジやらとは関係ないのですが……「グラミンフォンという奇跡」(ニコラス・P・サリバン著 英治出版)という本を読みました。

第三世界支援というと、よく家畜をもっと飼わせる方向にいく支援などがなされていて、疑問を感じなくもなかったので、「牛の代わりに携帯電話」というフレーズが気になり、手に取りました。

内容は、バングラディッシュの村々に携帯電話サービス(といっても各個人が持つのではなく、公衆電話みたいなもの。使った分の代金を携帯電話を貸すテレホンレディに支払う)を広めることで貧困からの脱却がめざされているという目からうろこの話で、面白かったです。

でもこうやって経済市場に組み込まれていくと家畜の飼いかたはどうなっていくんだろう……なんて、本論とは全然関係ないところが気になったりしましたけど、つながることって大事なんだなーなどなど、世界に対する見方についても考えさせられるところがありました。