環境省動物愛護部会&基本指針答申
「動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針」に関する答申について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7587
13日に環境省の動物愛護部会が開催され、基本指針のパブリックコメントの結果が発表されました。答申案は愛護部会通過となったわけですが、夜、家に帰ったらもうサイトで発表されていました↑ 早~っ。
ということで、基本指針がどのように変更になったかは、上記サイトをご覧下さい。
動物実験に関しては(大きく変えようもないのはわかるのですが)、法律にも入っている3Rについて抜けているのはおかしいと思われる部分があったので、それが入っただけです。(これは私も意見送りましたが・・・ほんとにむなしいなぁ・・・いまの法律では実質何も変わらないよね・・・)
他に大きなところでは、多頭飼育者に対する文言が入ったことでしょうか。これは、法律に入っているのに指針に入っていないのはおかしいと思っていたので、まぁ当然かなぁ・・
ひとつ、「お?」と思ったのは、「国及び地方公共団体、獣医師会、業界団体、動物愛護団体、学術研究団体、調査研究機関等を始めとした関係者」という記述の中に、「動物の所有者の団体等」と入ったことです。なるほど、と思いました。愛好グループで動物の状況に心痛めている人たちも多いでしょうし、そういう立場で物言っていく人が増えることも大事かな、みたいな・・・。
と思ったら……
実際には、盲導犬協会とかが想定されているみたいで、なーんだ、って感じでしたけど orz (そうなってくると、いろんな意味の所有者団体が想定されますよね・・・アレとかコレとか・・・sigh.)
それで、審議会のほうは、なんだかもう答申だからなのか、発言も少なく、盛り上がっていませんでした。
それで1つ、非常に問題に感じたのが、動物取扱業関係の関係団体から出席している委員の「ハムスター」発言です。
動愛法が改正されて、動物の販売時にはその生体についての情報など説明をしなければいけないことになりましたが、そういうのは犬やネコを想定しているのであって、子どもに売るようなハムスターでもいちいち説明しないといけないのは現場が混乱するから困る、再考してほしいと環境省に言っていたのです。
なぬを!? 耳を疑う発言です。いったい、いまハムスターの販売というのはどのようにされているのでしょうか!? 情報ある方、メールで教えてほしいです。
それにしても……
子ども 「これ」
ショップのオヤジ 「はいよ」(わたす)
で終わらせようっていうのか!?
ハムスターだって、飼い方や注意事項をちゃんと子供に伝えないといけないし、だいたいそもそも子どもだけで買いに来て、売るのか!?っていうところが驚きますが・・・ 生体も(まずは販売してほしくないのもありますが)、未成年に販売する際には親の同伴か、ハンコでもないと買えないようにしてほしいです。
そういえば、20年も前ですが、実家の母が大人のハムスターをショップでつかまされたときも、「ひまわりの種だけあげておけばいい」なーーーんて言ったのは、ショップのオヤジでした。