平成19年度「高機能簡易型有害性評価手法の開発」に係る委託先追加公募について(予告)

http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/191010_2/191010_2.html

「高機能簡易型有害性評価手法の開発」についてのシンポでは、「動物の犠牲を減らすため」とはまったく言われなくて、「早く・安く・確実な」安全性試験がほしいという趣旨で話がされていたけれど、いわゆる動物実験代替法であるのは間違いがなく……そこに新たに「28日間反復投与試験結果と相関する遺伝子発現データセットの開発」という研究開発項目が追加されるのだそうです。

事業内容:28日間反復投与試験の結果が出ている40種類程度の化学物質を用いた短期動物実験を行って、5~10種類の各臓器の遺伝子発現状況をマイクロアレイにより解析する。この解析結果を基に、化学物質の構造別、あるいは臓器等の毒性別などに特有な、遺伝子発現情報データセットを検討する。また、得られたデータについては、順次公開し、政府及び民間等が活用可能な状況とする。

シンポのときは、EUのREACHに対応するために、早く・安く・確実な(動物を使わないor動物の数が少ない)安全性試験がほしいという話だったので、何も国の税金使わなくても化学品メーカーがお金を出し合って開発すればよいじゃないかと日記に書きましたが、「データを公開して」という話になると、やっぱり国がやらないとダメかもしれないですねぇ。。。企業にそういう態度を望むのは無理だろうし。。。(そこが問題)