兵庫医療大学って新しい大学ですよね? 今日動物実験委員会のページを偶然見ていたら、「エーテルの安楽死に関して」という文書が載っていました。

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動物の苦痛の問題だけではなく、引火性なども理由になっているようですが、「エーテル単独の安楽死を行わないように指導しています」とあります。
「できる限り処分動物に苦痛を与えない方法」とは言い難い、とも書いてあります。
改めて検索してみると、国公私立大学動物実験施設協議会アドバイザー委員会の文書にも似たような言い回しがあり、これ↓が参考されているのかな?と思いました。

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実は、私が一番最初に実験マウスをもらってきたところも、エーテルで「安楽」死していると言っていたんですよね…。しっぽをもって、エーテルを揮発させている容器の中にマウスを降ろすと、一瞬ですよと言っていたし、それが当たり前のようでした。
情報開示請求で市民団体が得た動物実験委員会の議事録も見たことがありますが(といっても、議事録が残っているところ自体がまだ少なかったりしたわけですが)、エーテルの安楽死を継続するかどうかについてが議題になっていた研究所もありました。(けっこう有名どころです、そしてその後使わない結論になったそうです。)
まだまだエーテルを使っているところは多いのではないかと思うし、今もしかして過渡期なのかな?という感じもしますが、やっぱり「『社会的に容認されている通常の方法』とも言いがたい」とはっきり書かれているような方法は、今後なくなっていってほしいと思います。
というわけで、今年出たばかりの本にエーテルが簡単便利な方法みたいな感じで掲載されているのはやはり問題ではないかと思ってしまうわけですね(–#