mixiの某コミュで、たばこの動物実験がされているかどうかについてのトピがあって、せっかく少し調べたので転載します。書込みのためにちょちょっと検索しただけでもすぐたくさん出て来たのに、「いまはあまりやってないんじゃないですか」的な実験関係者サイドの雰囲気は不思議です。これ以外にも、たばこの成分(ex.ニコチン)とかまで入れれば、もっと山のように検索にひっかかるし、とりあえず日本語でしか検索していません。
(たしかに、タバコの研究について税金が投入されている部分では、ヒトの調査・研究が意外に件数多かったのは意外だったけど。)
ネット上の会話を見ていていつも思うのは、結局研究者の人は、自分の専門分野しか詳しくなく、他の分野については、かなり希望観測的な予測でものを言っているのではないかということ。そりゃ、ただの掲示板の会話で、いちいち調べてられないのはわかるけど。
今迄で一番ビックリしたのは、「製薬会社がそんな野良犬みたいな由来の分からない犬を実験に使っていたはずがない」という主旨の発言です。orz  
製薬会社は、保健所のいいお得意先だったよ。払い下げを受けていたのは大学だけじゃないよ。単純に話が伝わってないだけなのか? それとも何か歴史を隠蔽する意図的な世論操作なのか?(←大げさ)
あとは、モンキーチェアにサルが保定されてる写真について「あれは古い写真だ」とか。おいおい、今だってモンキーチェアを使ってないわけがないし、今撮ったって、たいして変わらない写真が撮れるはずちゃうんか~~と思うんですが? 実際、某協会のフォーラムのスライドとかで見るし。(爆)

海外の団体のキャンペーンサイトですが、タバコに関するものを2つほど見たことがあります。
http://www.upinsmokecampaign.org/
http://smokinganimals.com/
企業の毒性試験については、行っているかどうかを一般人が簡単に調べたりはできないと思いますが
上記のサイトでも根拠になっているのは、国などの研究助成金がどういう実験に使われているか
ということだと思います。
そういう意味では、日本でも論文検索をすると最近の発表のものでもいろいろ出てきます。
応用薬理 Vol.70, No.5 (20060807) p. 125
気道の薬理学的研究(第287報) : タバコ主流煙吸入暴露によるラットでの気道過敏性発症の証明
科学研究費補助金 若手研究(B)  呼吸器内科学 
研究期間 2006-2007
研究課題名 胎生期のニコチンの慢性的曝露による新生ラットの脳幹のnACH受容体の発現の検討
http://seika.nii.ac.jp/search_pjno.html?PJNO=18790545
科学研究費補助金  基盤研究(C) 一般 呼吸器内科学
研究期間 2004-2005
研究課題名 遺伝子改変モデル動物を用いた慢性閉塞性肺疾患の病態と喫煙感受性の分子機構の解明
http://seika.nii.ac.jp/search_pjno.html?PJNO=16590734
科学研究費補助金 基盤研究(C) 一般 衛生学
研究期間 2006-2008
研究課題名 喫煙の血管新生に対する影響 -アリルハイドロカーボン受容体の役割の解明-
http://seika.nii.ac.jp/search_pjno.html?PJNO=18590553
基盤研究(C) 一般 応用健康科学 
研究期間 2005-2007
研究課題名 喫煙による肺胞マクロファージの遺伝子損傷と染色体異常に及ぼす影響
http://seika.nii.ac.jp/search_pjno.html?PJNO=17500488
などなど…
タイトルに「タバコ」や「喫煙」などが入っていないものまで含めれば、タバコに関連する研究はかなりたくさん行われていると思います。
高校でも簡単にできる実験みたいですね…
沼津工業高等専門学校研究報告
Vol.40(20060131) pp. 349-354
マウスの学習記憶能に対するタバコ煙の影響

転載ここまでですが、タバコかどうかは別にして
JTが動物実験自体をやっていないわけがないという話…
http://www.jti.co.jp/JTI/recruit/fresh/pharmaceutical_outline/shisetsu.html