去年の記事ですが、ざっくり翻訳。(自分が読みたいから程度の訳なので、ホント、信用しないで下さいね!?)
ADI: Testing breakthrough can save the lives of dogs and primates in laboratory tests
http://www.politics.co.uk/opinion-formers/press-releases/opinion-former-index/animal-welfare/adi-testing-breakthrough-can-save-lives-dogs-and-primates-in-laboratory-tests-$1227522$464772.htm
ADI(Animal Defenders International)プレスリリース:
試験法のブレイクスルーが犬と霊長類の命を救う
2008年6月16日
ドイツ – きょうバートホンブルクで会合が開かれ、EU5カ国の科学・工業代表とNAVS(the National Anti-Vivisection Society)の代表が参加し、マイクロドージングについて、ヨーロッパ全域での試行結果が報告される予定だ。試験に用いられる動物の代替を劇的に進めるために、マイクロドージングによって得られる機会をヨーロッパは逃してはならないと考えられている。
EUマイクロドーズAMSパートナーシッププログラム (EUMAPP)は、業界リーダーのXceleronによって組織され、EUが資金を出しており、人間の被験者でのマイクロドージングの試行の成功に2年間資金援助した研究について、調査結果を明らかにするワークショップを行っている。
NAVSはここ数年、動物での試験に代わる優れた代替法としてマイクロドージングを擁護しており、この技術は現在2番目に使われる種―通常は犬か霊長類―が請け負っている毒性などのテストを急速に置き換えるであろうと信じている。これは、EU中の霊長類の実験を代替するためのタイムテーブルを決めるために昨年採択された欧州議会の宣言とも一致する。
Xceleronのウェブサイトでは、広報担当のガーナー博士がこう述べている。「過去の研究では、生体を用いた(in vivoの)動物モデルは、ヒトにおける薬物の吸収と排出について、必ずしも信頼できる予測因子ではないと示されている。そして我々は、ヒトのマイクロドージングによるデータが80%以上を予測することを発見している。コストを削減し、候補をよりよく選択し、生産性を上げ、危険を緩和するという意味でも、マイクロドージングは重要だ。」
マイクロドージングでは、人間のボランティアに新しい合成物を超微量で安全な量、与える必要があり、反応は加速器質量分析装置 (AMS)によって分析される。AMSは直接個々の原子を数えることができ、液体合成物1リットルを世界中の海で薄めたときでさえ、その物質を見つける能力があるほど敏感だ。500倍も強い量を与えられたサルで予測できず、人間のボランティアがひどい副作用で苦しんだTGN1412の薬害も、このアプローチによって避けられたはずだと、多くの人が同意するだろう。
動物実験の代替としてマイクロドージングを採用することは、ヨーロッパにおける霊長類の実験を廃止させ、またヨーロッパにおける動物実験の規則を改善させるためのNAVSのキャンペーンにとって、大きな後押しとなる。
NAVS の最高責任者、Jan Creamerはこのように述べている。「欧州委員会は現在、実験動物の使用に関するEU指令86/609/EECをチェックしており、今年改訂の提案をすることになっている。われわれは、432名の欧州議会議員のサインを得た霊長類の実験を終わらせるための宣言書や、議会や委員会への多数のプレゼンテーションによって、このプロセスに非常に活発に関与してきた。化粧品の試験についても我々は、これら試験法が代替できることを正しい方法で明らかにした。時代は今まさに、どのように評価試験が行われるかというところに大きくシフトしている。現代的なヒトベースの技術を採用することは、動物にとってよい知らせであると同時に、消費者にとってもよい知らせなのだ。」