捏造で殺される動物たち
<製剤データねつ造>旧ミドリ十字子会社 承認取り下げ回収
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090324-00000148-mai-soci
3月24日 毎日新聞
田辺三菱製薬の子会社が、データを捏造して、医薬品の承認を受けていた。
捏造したのは、田辺三菱製薬の前身の旧ミドリ十字が設立した「バイファ」という会社。
(ふーん、旧ミドリ十字ねぇ・・・いつまでも目にしますね、この文字を。)
バイファはこの製剤の承認に向けて05~07年に実施したラットの実験で、5回にわたりアレルギー抗体反応で一部陽性が出たデータを、すべて陰性のデータに差し替えた。
自分たちが売る医薬品について、平気でデータを捏造指示できる神経というのがまずまったく理解できないけど(こういう人は人が人に見えていなくて札束にでも見えているのだろうか?)、今回捏造されたデータは、捏造といってもまったくの架空のデータをでっちあげたわけではなく、ラットを犠牲にした実験結果について書き換えを行ったもの。
信じられない。その子たちの命はなんのために奪われたんだろう! なんかもう、まともな批判の言葉も見当たらないよ。ただ一言、ムカつく!!!
捏造した人にとっては、ラットの命なんてゴミみたいなものなんだろうな。ネズミだけど、犬死だよね。
世界で初めて遺伝子組み換えで作られたアルブミン製剤ってところも気になりますよね。功を焦ったのでしょうか。「田辺三菱は速やかに承認を得る目的で上司が指示を出したとみている」とはありますが。そういう製法に対しての信頼も地に落としたんじゃないでしょうか。
ちなみに、田辺三菱のニュースリリースには、こんなことも書いてある。
http://www.mt-pharma.co.jp/shared/show.php?url=../release/nr/2009/medway_MTPC090324.html
また、今回一連の社内調査において試験手順書から外れた試験が把握されましたが、これらについては品質への影響がないことを重ねて確認するとともに、その試験方法を是正しております。
なんかめちゃくちゃじゃん。
こういうことって普通にあることなの?
実験に関係している人たちの「ちゃんとやっている」って一体なんなんだろう?