やっぱり危ないタミフル―突然死の恐怖

やっぱり危ないタミフル―突然死の恐怖

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 金曜日
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本

「ストップ・ザ・バイオハザード 国立感染症研究所の安全性を考える会」から会報が届いたのですが、インフルエンザの恐怖が必要以上にあおられすぎていることについての記事、もう全部ここに引用したいくらいの内容でした。なんか、冬が始まる頃だったでしょうか、パンデミックが来るとかなんとか、かなり取りざたされていましたけど、「ちょっとやりすぎでは?」くらいに思っていたので、胸のすく思いでした。
偶然、その記事でも紹介されている『やっぱり危ないタミフル』を図書館から借りてきていたので、こちらも拝読。インフルエンザワクチンが効かないというのは、記憶のどこかに残っていたので、「絶対打たない」とよく言っていたのですが、そうすると返ってくるのが、「インフルエンザ脳症になったら」云々。
確かに日本ではインフルエンザ脳症が発生するのですが、でもそれってこの本によると、ある種の解熱剤が原因なのだとか。アメリカで脳症の原因だということがわかった薬は日本でも使わないものの、他の解熱剤を日本は使うため、今でも脳症が起きるのだそうです。
スペインかぜの流行のとき人が死んだのも、インフルエンザそのものによってではなく、アスピリンが処方されていたせいだったというのは知らなかったので驚きました。
そしてタミフルですが、副作用として異常行動ばかりが取り沙汰されているけれど、本当に怖いのは突然死なんですね…。なぜ突然死のことは報道されないんでしょう? 厚労省の研究班の出してくるデータといい、なんだか変ですね??? そんな薬を国家的備蓄?????
読んだらもう、タミフルを飲む必要は全く感じなくなりますね。(もともと、インフルエンザかもと思っても、それくらいでは薬は飲みませんが…)