代替法、今年のハイライト
AltToxのメールマガジンで、今年の動物実験代替法に関するハイライトが流れてきて気になっていたんですが、やっと読めました(;´д`) なんかちょっと間違ってるかもしれないけど、ざっと訳すとこんな感じ。
– 4月に、代替試験法協力国際会議(ICATM)が設立された。アメリカのNICEATM、EUのECVAM、カナダの環境保健科学研究局、日本のJaCVAMの協力によるものである。この合意は、動物の利用を代替もしくは削減するような毒性試験法の科学的評価(バリデーション)に関し、国際的な協力・連携を推進することを目的としている。
– ICCVAMやECVAMで、眼刺激性を予測するための試験法の評価がいくつか行われた。完全に代替できるとされたものはなかったが、ピアレビューパネルからの申し立てによって、さらにレビューを行っているものもある。
– NICEATMと、ICCVAMの眼刺激性ワーキンググループから出されていた2つの試験法(BCOP と ICE)が、9月に、OECDテストガイドラインの437と438として公式に採用された。記録的な速さであった。
– ECVAMの科学諮問委員会が5つの新しい報告書をとりまとめた。そのうちの一つは、サイトセンサーマイクロフィジオメーターとフルオレセイン蛍光漏出法について、眼刺激性に関する試験計画のコンセプトの枠組みの範囲内で使用を認めた。
– JaCVAMは、ICCVAM やECVAMで認められた試験法のレビューを継続しており、国際的なバリデーション研究や、ICATMのようなその他の国際的努力にも参加している。JaCVAM独自のバリデーション研究やピアレビューも実施しており、規制当局へ提案も行っている。(「勧告」と訳したいところだけど、JaCVAMのホームページによると「提案」)
– 11月にソウルで開かれた会合で、Soon Young Han博士が、韓国の新規試験法評価センターKoCVAMを紹介した。
– 第7回国際動物実験代替法学会のポスター発表で、ブラジルでも代替試験法センターBCATMの設立計画につながる行事があったことが示された。