オックスフォード大の科学者が、がん細胞の中でも重要な位置を占めると思われる「がん幹細胞」について、より早く研究できるような方法を新しく発見したというロイターの記事。
Scientists find quicker way to study cancer drivers
http://www.reuters.com/article/idUSTRE60O58420100125
腸がんの培養細胞系からがん幹細胞が豊富なサンプルを得て培養する方法で、薬物治療に対する試験に繰り返し使えるといったようなことが書かれているように思いますが(素人の翻訳なので本気にしないように?(笑))、気になるところは下記。
「細胞系を使えば、人間の患者からとられた細胞を使ったり、動物モデルを使ったりするより、もっと簡単にがん幹細胞の研究を行うことができる」と、オックスフォード大のウォルター・ボドマーは言う。
「抗がん剤ががん幹細胞を攻撃するかどうか、より評価できるようになった。もし、がん幹細胞をやっつけなかったら、がんはまた成長するんですよ」
・・・あ、抗がん剤の研究を早めるっていう話か・・・。
このボドマーさんのインタビューが下記の本で読めるみたいですね・・・。

ヒトゲノムの光と影―五人の研究者との対話 (ポピュラー・サイエンス)

ヒトゲノムの光と影―五人の研究者との対話 (ポピュラー・サイエンス)

  • 作者: 佐伯 洋子
  • 出版社/メーカー: 裳華房
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 単行本