実験のときにマウスがどれくらい痛がっているかを、表情から読み取るためのスケール(MGS:mouse grimace scaleと名づけられたらしい)が開発されたというニュースです。5段階に分けたみたいですね。
Lab mice hurt to assess face expressions
http://news.smh.com.au/breaking-news-world/lab-mice-hurt-to-assess-face-expressions-20100509-ulv7.html
で、へえ、確かにそういうのも必要なのかもね・・・今までなかったのかぁ・・・と思って読んでいると、でも、なんだか痛そうなんですよ、これが。
名前の挙がってる、ジェフリー・モーギルという研究者は、痛みの研究をしている人ですし・・・過去の研究も、なんだか痛い。痛すぎるー(>△<)!!! そして、偏頭痛モデルとして遺伝子組み換えされたマウスの表情が、常に痛い顔になっていることがわかったとか書いてあるし。嗚呼・・・。 ということで、イギリスの動物実験反対団体BUAVの方も怒っていらっしゃるようです。これは、苦しい実験をなくすためのものではなく、今後も痛みの研究にマウスが使われることが前提のものですから、そりゃそうですよね(><) わざわざ痛めつけて研究することじゃないし。 (でも、マウスの表情に無頓着な人に実験をしてほしくないし、マウスを飼っていたことがある身としては、ちょっとそのスケールとやらを見てみたい気もしつつ・・・)どう考えてもこれは、痛い実験をなくすために使われるべきではないでしょうか。痛い実験をするためではなく。 「Nature Method」で発表されたとあるから、原文はこれです↓ Coding of facial expressions of pain in the laboratory mouse
http://www.nature.com/nmeth/journal/vaop/ncurrent/full/nmeth.1455.html

追記:
なんと今日(5/11)、この件が「Gigazine」でもとりあげられているのを発見。エーッ、世間的にはGigazineネタで「アハハ」なんすか、コレ??と焦りつつ、でも訳がされているのでリンクします。マウスの痛みにはあんまり同情なさそうなので、ちょっと悲しいけど…。
「ネズミのしかめっつら度」が痛みを測る新たな基準となるかもしれません
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100511_mouse_grimace_scale/

さらに追記:
なんと、さらにもう1日経ちまして(5/12)、Wiredにも来ましたーーッ。さすが、写真入りです。
「痛い顔」はマウスも同じ:表情スケール公開
http://wiredvision.jp/news/201005/2010051222.html