昨年10月、「EU:殺生物剤についても動物実験削減へ」のエントリで触れた「EU殺生物剤指令(バイオサイド指令)」の改正の件ですが、19日に欧州議会を通ったようです。数ヶ月以内に正式にEU評議会で採択されるとのこと。
Humane Society Internationalが、史上最大の動物実験削減として称えています。
Thousands of Dogs and Other Animals Spared Cruel Chemical Tests in Europe
HSI celebrates largest animal test reduction in history
http://www.hsi.org/world/europe/news/releases/2012/01/europe_biocides_011912.html
具体的には、
・12ヶ月のイヌの毒性試験→廃止
・ウサギなどの動物で行われる皮膚吸収もしくは接種による致死量試験→もはや厳しく求められない
その他、皮膚感作性や生殖発生毒性、その他の健康被害を予測するために40~70%の動物の使用を削減する試験法・試験戦略が公式に採用されるなど、大幅な代替路線がとられるようです。
あ~ どこかに日本語訳、落ちてないかしらね~^^; (他力本願)
追記:
2013.7.5追記 EU:殺生物性製品規則 仮訳ありました
(ブログの時点では「指令」でしたが、改正後は「規則」となっており、加盟国に直接強制力を持つものとなっています)