文部科学省の「獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」の第1回を傍聴してきました。例によって文科省は、直前告知、前日締め切りの駆け込みパターンです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/03/1318540.htm
ちなみに、以前の獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議は、最初のころだけフォローしつつ最後まで追いかけ切れなかったのでかなり反省しているところでして・・・
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/037/index.htm
今回は、最初から参加型臨床実習の話と獣医師法第17条の関係についてが出てきていて、健康な生きた動物を犠牲にするような動物実験実習をしなくてすむカリキュラムの実現の意味で、やはり継続して要チェックかなと思います。
特に、参加型臨床実習を行うためにもっと事前の動物の利用が必要だという本末転倒の考え方もあるようなので、非常に注意が必要だと感じました。
ちなみに、会議の設置についての文書に定められた「調査研究事項」のうちの2点、
(1)教育 改革の進捗状況のフォローアップと今後の推進方策
(2)産業動物獣医師や公務員獣医師の育成に向けた今後の獣医師養成の在り方(入学定員の在り方を含む)

をまず検討し、夏メドにとりまとめを行い、それが終わってから、
(3)獣医 学分野における今後の研究者・教育者養成の在り方
について検討するとのことでした。次回開催は4月だそうです。