サルやネコの頭に電極を刺している動物実験の写真は広く広まっていると思いますが、先日のシンポジウムでは、ブタさんも全く同じことをされていたんです……。なかなかショッキングな図でありました。
ところで、国際的な動物実験規制の神経科学研究への影響について、ワークショップが5月にあったそうで、その報告集がダウンロードできるようです。
International Animal Research Regulations: Impact on Neuroscience Research – Workshop Summary
http://www.iom.edu/Reports/2012/International-Animal-Research-Regulations-Impact-on-Neuroscience-Research.aspx
こういうときの「国際的な」には、日本は入ってるんでしょうかね? 
疑問に思って見てみたら、アジアからは中国がとりあげられていて、日本なんてほとんど無視ですね。ぷ! 大丈夫ですかね、この国は……。
まあ、中韓に比べれば、規制については大して書くことないのはホントだもんね、日本は。
日本の研究者は、自分たちが騒げば規制なんてされないって高をくくっているし、実際具体的な規制なんて何もないし、ぜんぜん危機感なんてなさそう。ブタさんシンポでも、国際的な動向とか、そんな話全然出てなかったし。
グローバル・ハーモナイゼーションとか、もはやむなしい響きですし、研究する立場の人たちのワークショップですが、ご紹介まで。
(日本が国際ハーモナイズを主張するときは、それは「国際レベルを下げろ」って意味ですから、要注意)