2月4日づけで、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律のスクリーニング評価・リスク評価に係る有害性情報の提供依頼について(協力依頼)」という文書が、厚労省・経済産業省・環境省の各担当部署長の連名で出ています。
化審法に基づいて、一般化学物質について優先順位をつけながら国がリスク評価を行っていきますが、その時に参考にできるデータを集めるのが目的だそうです。
つまり、もしここで過去の動物実験データがないと、新たにすることもありえますから、これはなかなか一大事!!
事業者の皆様におかれましては、ぜひネズミのために、もとい、国民の安全・健康の確保のために、過去の動物実験データを国に提供してくださいますよう、切にお願いいたします。
墨塗りして提出してもOKと書いてありますし、仮に情報公開請求が来ても、墨塗りの範囲は事前にご相談が行くそうですので、ぜひぜひよろしくお願いいたします。(祈)
2月25日まで。
詳細は、こちら↓
スクリーニング評価・リスク評価に係る有害性情報の提供にご協力お願いします
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/kasinhou/information/ra_14021201.html
対象となっている物質リストが公開されていないですが、特にデータを求めている試験のリストは以下の通りでした。
① 一般毒性(哺乳類を用いる28 日間の反復投与毒性試験、哺乳類を用いる90 日間の反復投与毒性試験、哺乳類を用いる反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験等)
② 生殖発生毒性(哺乳類を用いる反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験、哺乳類を用いる簡易生殖発生毒性試験等)
③ 変異原性(細菌を用いる復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞を用いる染色体異常試験、マウスリンフォーマTK 試験等)
④ 発がん性(げっ歯類を用いるがん原性試験など)
⑤ 水生生物(藻類生長阻害試験、ミジンコ急性遊泳阻害試験、魚類急性毒性試験、ミジンコの繁殖に及ぼす影響に関する試験、魚類の初期生活段階における生息又は生育に及ぼす影響に関する試験)
⑥ 水生生物及び底生生物(藻類生長阻害試験、ミジンコ急性遊泳阻害試験、魚類急性毒性試験、ミジンコの繁殖に及ぼす影響に関する試験、魚類の初期生活段階における生息又は生育に及ぼす影響に関する試験、ユスリカの生息又は生育に及ぼす影響に関する試験等)