まう博士のア・ブ・ナ・イ・STAP細胞
連日、STAP細胞論文関係のツイートばかりしており、すみません★
きょうはブログも昨日のツイートのまとめです。
捏造うんぬんの前に、非常に気になるというか、信じられないと感じる点があるので、やっぱり書いておきたいなと思ったからです。
きっかけはやはり、「STAPつぶしは陰謀だ」みたいな言説がネット上に見られることですね。こういう人たちが、すでに無意識に前提として受け入れてしまっているのは、「STAPは素晴らしい、夢のような技術☆彡キラキラ」みたいな小保方さんによるプロパガンダですよね。
しかし、どう考えてもSTAP細胞にはiPS細胞にはない、ある種の危険性があるのではないでしょうか。
一言でいえば、「子宮に入れれば子どもができる」ということですけど。
もちろん、まだ動物でもそれはできていませんが、小保方さんの恩師のバカンティ教授は、そういう研究をしていると報じられています。
若山さんのいる山梨大学のサーバーに、「まう博士の簡単にわかるSTAP細胞」なる文書が残っているので、昨日はちょっとそこからコピ……いえいえ、引用しつつ、ツイートしていました。
「大人用」として引用させていただいたのは、「東京BLOG」さんの、このエントリです。
http://tokyocicada.blog.fc2.com/blog-entry-55.html
GoodbyeLabまう博士:STAP 細胞はかなり受精卵に近いということじゃ。
チュー子:ええっ!!それじゃ、もしかしたらSTAP 細胞をそのまま子宮へ移植したら 子供になっちゃうんじゃない?
「まう博士の簡単にわかるSTAP細胞」山梨大学http://t.co/zsNZP0o5rI03/16 19:02GoodbyeLab【大人用】STAP細胞は適切な条件下において、胚だけでなく胎盤を形成することができ、これはSTAP細胞を子宮の中に配置するだけでクローン動物ができる可能性を示唆している。http://t.co/jS7oyoS7an03/16 19:08
GoodbyeLabまう博士:いや、まだまだそこまで受精卵に近づいてはおらんのじゃ。それは今後の研究 のお楽しみだな。03/16 19:07
GoodbyeLab【大人用2】Dr. Vacantiは、とある研究者(名前は明かさなかったが)がすでにマウスでその実験を行ったが、まだ成功していないと語った。 http://t.co/jS7oyoS7an03/16 19:09
GoodbyeLabチュー子:だから、生物の進化での大発見になるのね。03/16 19:09
GoodbyeLab【よく考えると正しいのかも】過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄している03/16 19:15
GoodbyeLabチュー子:そうね。ニンゲンの治療に使うには大人からもできないとね。まだまだこれか らいっぱい実験することがありそうね。
チュウ太:!!?
まう博士:ん?どうした?03/16 19:16GoodbyeLabチュウ太:山梨大の若山教授がどうしてSTAP 細胞にかかわっていたのかわかったんだ。 なんでクローン技術とか発生工学の権威の若山教授がこの仕事に関係しているのか不思議だったんだけど、STAP 細胞もクローン技術の一種になるかもしれな いからなんだね。
まう博士:よくぞ見破った!03/16 19:20GoodbyeLab【大人用3】STAP細胞にはiPS細胞やES細胞には無かったポテンシャルがある。STAP細胞は胎盤を形成することができるのだ。(中略)これはクローン動物、さらにはクローン人間の作製を飛躍的に簡単にするかもしれないことを示唆している。http://t.co/jS7oyoS7an03/16 19:21
GoodbyeLab以上、「まう博士の簡単にわかるSTAP細胞」山梨大学生命環境学部より http://t.co/zsNZP0o5rI03/16 19:31
GoodbyeLab無邪気なチュー子も、教授の正体を見破ったチュウ太も、生きて大学から出ることはありませんでした。ちゃんちゃん。03/16 19:33
もういきなり、STAP細胞は受精卵に近いと言っていますね。
研究者サイドから言うと、それがすばらしいことなのでしょうけど、生命倫理的に言えば、そここそ危険なところだと思います。
理研の会見で小保方さんが「夢の若返り」と言ったことの意味が、私にはよくわかりませんでしたが、昨日「サイエンスゼロ」で植物の「カルス」を取り上げていたのを見て、「ああ、そうか」と思いました。
小保方さんの言っている「夢の若返り」とは、おそらく、STAPクローンとして一から生きなおすことなのでしょう。
それこそ、iPSにはないSTAPの能力として強調されていた点なわけですから、それしか考えられないような気がします。(今や、論文に書かれていることが真実かどうか、旗色は完全に悪いですが)
小保方さんは、中学の時の読書感想文で、《本当の永遠の命とは、自分の血が子供へ、またその子供へと受け つがれていく》と書いていたそうで、子どものころから「永遠の命」ということを考えていた可能性があります。
しかし、実際には自分が書いたこととは全く逆の、生命の歴史に逆らった形の「永遠の命」を求めてしまっているのではないでしょうか。
(まあ、この文章もコピペらしいので、検討するに能わずかもしれませんが)
このこと、昨日気が付いて背筋が寒くなりましたが、なんと、かなり早い段階で気が付いている記事がありました。
STAP細胞 何の役に立つ?
(2014年1月31日) 中日新聞
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20140131071406402
Q 若返りできるの?
A 小俣方さん自身が「夢の若返りが実現できるかも」と言っているが、具体的なイメージは明らかでない。細胞が受精卵のような段階にもどったら、別の体で「人生やり直し」ができるかもしれない。だがそれはクローン人間になってしまい、法律でやってはいけないことになっている。
本当です。
でもこの懸念を持った人が私だけでなくてホッとしました。
少し時間が経ってから追記。
過去の報道を見ていたら、小保方さんは子宮のない女性のために研究したいと言っていたとか?
不妊全般ではなく、子宮のない女性だけがターゲット…
もしかして彼女が望んでいるのは、子宮すら不要の世界、つまり切ったシッポからトカゲが生えてくる世界なのかもしれませんね…