EUで段階的動物実験廃止を提案する100万人署名が提出されていた件ですが、欧州委員会からの回答が6月3日に出ました。
http://ec.europa.eu/citizens-initiative/public/initiatives/finalised/details/2012/000007
回答書への直接リンクは以下の通りです。
COMMUNICATION FROM THE COMMISSION
on the European Citizens’ Initiative “Stop Vivisection

http://ec.europa.eu/environment/chemicals/lab_animals/pdf/vivisection/en.pdf


100万人以上の署名が集まれば立法化を検討するというEUの民主的な制度を利用した運動でしたが、今ある規制を放棄して動物実験の段階的廃止を立法化するということは見送られてしまいました。
しかし、却下するにしても、やはりEUはやれることはやるところが丁寧だと感じます。日本の国会の署名は、何人以上で立法化検討という民主的な制度になっていませんし、署名を提出しても審議未了で終わってしまうのが普通ですから、考えてみると集めた市民の思いに対して真摯ではない対応が習慣化していると思います。
昨日、日本動物実験代替法学会が要点を流していたので、ご紹介すると以下の通りです。
1. 動物実験反対運動団体が署名を集めて請願した動物実験廃止は退けられた。
2. 動物実験代替法3Rsの開発促進が強調された。
3. それらを規定した実験動物保護法の3Rs遵守状況の確認がまずなされるべきだとされた。
4. 動物試験を置換する方法の早急な開発を加盟各国に要請した。