韓国政府の統計で実験動物の使用数がふえていることに対し、Humane Society International (HSI)が声明。詳細はリンク先をご覧ください。

韓国において実験動物の利用数の急激な増加、ヒトに直接関係のある保健医療研究の機会を逃すことにhttp://www.hsi.org/japanese/news/press-releases/2016/05/skyrocketing-korean-lab-animal-use-051816-jp.html

韓国では、「実験動物の利用数は2012年から37パーセント増加、1時間で286匹の動物が犠牲になっている計算」とのことですが、政府の公式統計があるだけ真っ当と感じます。

日本でこれにあたる統計は全く存在しません。

実験動物生産者の業界団体加盟社の販売数はアンケート調査の結果が公表されていますが、遺伝子操作時代になり、買ったものを使うだけの時代ではなくなっています。

全体がふえているか減っているかなどわかりませんし、政策的議論が始まらないのも基本的データがないためと思われます。

日本は本当に取り残されて行っています。

韓国の実験動物使用状況

動物保護法第45条に基づく調査及び情報公開:
http://www.mafra.go.kr/list.jsp?&newsid=155448053&section_id=b_sec_1&pageNo=1&year=2016&listcnt=10&board_kind=C&board_skin_id=C3&depth=1&division=B&group_id=3&menu_id=1125&reference=&parent_code=3&popup_yn=&tab_yn=N

動物実験倫理委員会設置機関は 351カ所で、このうち運営中の322カ所で2015年に2,50万7千匹の実験動物が使われ、前年比約9万5千匹が増加した。機関当たり平均使用匹数は7,786匹で前年比250匹増加した。

*倫理委員会設置機関 : (’12)338 → (’13)342→ (’14)349→ (’15)351カ所
*実験動物使用現況 : (’12)1,83万4千→ (’13)1,96万7千→ (’14)2,41万2千→ (’15)2,50万7千匹