教育における動物実験代替法に関する賞
Humane Education Award
InterNICHEでは、毎年、教育における動物実験代替法に関する賞への公募を行っています。(翻訳は2006年のものですが内容を転載します)
2006 Humane Education Award の日本語版ポスター http://www.animalweb.jp/bokuiki/humane_education_award.html(リンク切れ)
–内容–
2006 Humane Education Award
InterNICHEの2006年度Humane Education Award をお知らせします。この授与制度は生物学、医学、獣医学の教育および訓練向上を意図して創立されました。優秀な応募作に対しては、2万ユーロ(日本円で総額300万円相当)が授与されます。(ただし、2万ユーロが全ての受賞者に分割して授与されます。)
この授与制度には全ての国から応募可能です。主な応募対象は、教員、学生、福祉団体、または上記教育分野に携わる個人となっています。
この授与制度への主な応募条件を以下に示しました。
1.動物実験の代替法に成り得る、新しいCD-ROM、ヴィデオ、DVD、モデル、マネキンの開発。
2.動物実験の代替を目的とした、現存の代替法教材の購入。
3.生理学実習の授業において、動物を使用する代わりに、学生自身を被験者にして学ぶ学習方法の設立。
4.解剖学または外科学実習において、実習目的の動物殺傷に代わる、倫理的(供給源より入手された)死体の利用を確実にするための動物献体制度の設立。
5.臨床技術、外科学、または臨床現場での実践に通じるその他の実習において、実験動物の使用に代わる臨床実習制度の設立。
6・行動学またはそれ準ずる科目の実習において、実験動物の使用に代わる非侵略的野外実習の設立。
以下は専門家による公開討論会での審査判断基準です。
1.非人道的な動物の使用に代わる方法となる可能性が期待できること。(動物の使用数、実験の厳正さに基づく)
2.授業教育効果向上の可能性が期待できること。(学生の授業態度の評価を含む)
3.斬新であること、資力に富んでいること、倫理的計画性があること。
4.全ての段階に学生の参加が見られること。実施と評価に関する熟考された戦略。
5.そのプロジェクトのもつ影響力。
6.現存の代替法教材の有効性、代替法開発への政府資金の有効性。
(翻訳Erikoさん)
戻る