動物保護法改正

 

2006年12月22日、韓国では動物保護法改正案が成立。下記の記事によれば、「安易な動物実験の防止に向け、大統領が定める動物実験施設の場合、自主的に動物倫理委員会を設け倫理問題を総括するようにした」とのこと。(2007年公布・2008年施行)

なぜ日本ではなかなか実現しない法制度が、韓国で先に実現したのでしょうか? 

不思議に感じますが、韓国内の事情を御存じの方に聞くところによると、日本では早い時期に国内で科学分野・産業分野の体制ができあがってしまっており、国内で徒弟制のように科学教育がなされているのに対し、韓国は後発でサイエンスの分野に参入したため、科学者は直接欧米へ留学するなどして学んでいるケースが多く、法規制に対する抵抗も少なかったのだそうです。日本では、井の中の蛙でやってきた古参の科学界の人々が動物実験の法規制に抵抗を示しているわけですから、これはあながち外れた分析とは思えません。

ペットに認識票付着を義務付け、違反時には罰金(リンク切れ)
2007/01/08 YONHAP News

IAKAのサイトに英語への完訳が掲載されました:
http://www.koreananimals.org/animals/apl/2007apl.htm

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