糖尿病は薬なしで治せる 





糖尿病は薬なしで治せる

作者: 渡辺 昌
出版社: 角川書店 (角川Oneテーマ21) 新書版


 


しばらく前から気になっていたタイトルの本をやっと読みました。いやー、すごい!! と思いました。著者は、お医者さんの鑑のような方です。


自分に高血糖値が出て糖尿病を宣告されたとき、思い立ったのが「薬を使わない」。そして、食事と運動での治療を自分の体で試す。


これを読むと西洋薬による治療って、やっぱり怖い、と思わざるを得ないです。


体にどれだけPCBが蓄積しているかも糖尿病と関連するファクターだというのは知りませんでした。合成化学物質って、ほんとにどんなリスクがあるかわかりませんね。


こういうことができるのはやはり疫学の先生しかいないんでしょうか、本の最後のあたりにかかれていた言葉を引用いたします。


最近は医学というと実験の結果報告が多く、ラットやマウスを使った結果がそのままに人に当てはまるという発想になりがちですが、そもそも動物は、心やストレスなどが人とまったく違います。そのあたりのことを加味して考えると、やはり人の医療というものを、きちんと人の立場に立って考えることが重要だと思うのです。