CSR報告書と動物実験
あなたは、ヨーロッパの「アニマルウェルフェア」についていけるか?
http://wiredvision.jp/blog/fujii/200809/200809291300.html
この人、また動物実験のことに触れてますね。
とある日本の製薬会社さんのCSR報告書が欧州で「評価するに値しない」という手厳しい評価を受けたとのこと。その理由は、ずばり「動物実験」について触れていないから。
英語は得意じゃないので海外のCSR報告書をじっくり見たことはあまりないんですが、日本の企業のCSRが動物実験に関してほとんど触れていないか、美辞麗句ばかりで具体的な記載に欠けているのは実感してます。
表に出すとイメージ悪い部分だからかな?とも思いますが、ようするに企業にとってあんまり大事なことじゃないって感じはしますよね。動物実験していないわけはなさそうな大企業でも、HPをみただけで動物実験しているのかどうかなんてわからない企業も多いし。
最後のほうに、
この議論が一部の「活動家」の先鋭な主張ではなく、政府が政策に反映させるだけの広い社会的支持を受けているということです。日本では想像もできない状況です。
とありますが、ほんとにそう思います。
でも考えてみると、確かに日本は政策に動物福祉が盛り込まれるまでには至っていないけど、日本人だって悲惨な動物の状況を見れば、「ひどい、かわいそう…」と思う人口比率は別に他の国と変わらないと思うんですよね。
要するに、現実が広く知られていないというだけではないか…と思います。知らされていないというべきか。
どうも、現実がわかっていて無関心なわけではないと思ってしまうんですよね……。