いまネット上にこんなセミナーの広告が出ています。
医薬・機器・化粧・食品系セミナー
「動物実験の第三者評価(外部検証)制度
~事前の対応と留意点~」
http://www.johokiko.co.jp/seminar_medical/AA090173.php
HS財団の「第三者」認証制度は、やはり「厚生労働省の所管する実施機関における動物実験等の実施に関する基本指針」(いわゆる厚労省基本指針)への適合性について評価するもののようですが…
(動物実験実施施設認証センターなんていうものが作られたようですね。
パンフレットももう立派なものができています。やはり基本指針に適合しているかどうかを見ると書かれています。
http://www.jhsf.or.jp/project/doubutu_Pamphlet.pdf)
学術会議の、いわゆる詳細ガイドラインに適合しているかどうかを見てもらう仕組みならまだともかく、厚労省の基本指針に適合しているかどうかを見てもらうために各施設が高額の認証費用を払う仕組みが必要なのか、はなはだ疑問です。
だって指針の内容は、たったこれだけですよ??
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/kousei/i-kenkyu/doubutsu/0606sisin.html
これだけのざっくりした内容に適合しているだけで、「ウチはちゃんとした動物実験やってます」なんて宣伝をされたら、たまったものではありませんね。どうせ身内だけでする審査ですしね。もっともらしく聞こえるけど内容のないハリボテ体裁作りにしか思えませんが…
そういえばつらつら思い出すに、第三者認証は最初、学術会議で動きがあったんじゃなかったでしたっけ? あれはその後どーなって、ここに至ったんでしょうね(–#
このセミナーもめっちゃ高いし、こういうのも商品化される時代が来たんですね…。