DSC026120001.jpg
8月6日に、『前事不忘 後事之師』という映画を観て来ました。731部隊の人体実験に関わった過去を、元少年隊員の方が語る、貴重な記録映画です。組織の末端にいて、人体実験は指示を受けてやらされたことだし、そこに逃げ込んで生きることだってできたはずなのに、この方はそれはしない。罪と向き合って生きるとは、なんと重いことなのかと思います。
一方で、731部隊の上層部が戦後何の咎めも受けず、日本の医学、医薬界に散っていった事実。中には医学部長になった人もいた。考えられないことです・・・
しかしこういった悲劇は、戦争だったから起きたことなのでしょうか。私には、科学そのものの問題が背後にあるように思えます。(戦争の方が言い訳ではないのか、という意味)