昨日、代替法学会のえらーい先生に、「まだ紹介してないじゃないか」と言われたので、使命感?でご紹介。(日ごろ一体何をチェックなさっておられるのですか、センセイ??)
 いつでも、どこでも、だれでも(私も?)、学べる、動物実験用訓練教材が、実験動物学会のサイトに掲載されたとのことです。
e-learning 動物実験の実践倫理
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jalas/gakkai/edu_training.html
 ダウンロード版と、ネット視聴版と両方アップされています。
 これは、実験動物に関わる実験実施者や技術者だけではなく、実験動物委員会の委員も対象としているとのこと。
 動物実験を自主管理体制で進めていく(つまり、法制度は必要ない)というのが、今の業界の主張で、この教材にも色濃くその主張が出てしまっていると思いますが、自主管理体制を適切に勧めるためには、きちんとした実験計画書の立案・審査と教育が必要だと、この教材を作られた方も昨日のセミナーでお話されていました。
(だったらそういう枠組みだけでも法制化するのは問題ないのでは?と、もちろん私などは思いますが、その話はまたセミナー報告としてブログにアップしたいと思います。)
 技術的な面の教育というのは、資格制度を含め今までもあったと思いますし(といっても使う場合の話で、ネズミ飼育のための知識って、案外実験関係のテキストって参考にならないのですが)、外部評価の仕組みを確立させようとする動きも今いろいろ進行しているかとは思いますが、実は、実験計画書を審査する動物実験委員会の委員の水準の担保や教育というのは、あまり図られてきていないところなのではないか?と(少なくとも外部から見ていると)感じるので、その点がこの教材で特に意義深いところなのかな?と思いました。
 また、これからは、こういう倫理面の教育、3Rの実践的な面の教育というのも、重要になってきてほしいと願います。