実験動物の輸送について
来年の動物愛護法改正へ向けて、先週あたりからまた動き始めた感じがありますが…日本の動物愛護法が触れていない大事な問題に、動物の輸送の問題があるのではないでしょうか。
けっこう海外では問題視されていると思うのですが…
関連の話題です。ぜひご覧下さい。
Help Animals さんブログより:
Great News: イギリスのフェリー会社 P&O Ferries 実験動物の輸送を禁止
http://helpanimals.jugem.jp/?eid=231
それから、先日ご紹介したBUAV発の情報の方、JAVAさんも詳しく情報を流されているようですのでリンクします。ぜひご意見送ってください。
エールフランス航空とベトナム航空に実験用サルの空輸をやめさせよう!
BUAVのCargo Cruelty(残酷な積荷)反対キャンペーンにご協力ください
http://blogs.yahoo.co.jp/dede925jp/60526864.html
これって外国の話じゃないの?と思われる向きもあるかもしれないけれど、日本でも(感染症法でサルの輸入が厳しくなる前の話だと思いますが)、到着したらリスザルがかなり落ちていた(死んでいた)という検疫官のお話は聞いたことがあります。写真は、ほんと、箱詰め。パッキングされてくるんですよね。空気穴をふさぐような形で荷積みされてしまったために、大量に死んでいたという話だったと思います。リスザルはけっこう落ちやすいともおっしゃっていたような。
ちなみに、直近の日本のサル類の輸入数です。今はペット用には輸入できなくなったので(上記リスザルもペットの可能性はあり)、実験用か動物園用かいずれかです。(ほとんどすべて実験用だと思っていいと思います)
日本のサルの輸入数 平成21年度
中華人民共和国 3,272 (3,272)
ベトナム 1,149 (1,149)
フィリピン 577 (577)
インドネシア 157 (158)
計 5,155 (5,156)
サルは検疫があるので、数は解放頭羽数(つまり輸入できた数)、( )内は入検頭羽数とのこと。
出典:動物検疫年報
http://www.maff.go.jp/aqs/tokei/toukeinen.html
そういえば、先日の日本実験動物学会総会の展示ブースでも、カンボジアの実験用サルの施設の三つ折リーフレットを配っていたところがありました。すごくきれいな写真のリーフレットなんですが…文字がないんです。タイトルとキャッチコピーだけ。めずらしいですよね、いろいろ説明しないといけないこと、あると思うんですが…。