第21回環境省小委員会の報告③は「国際情勢編」にしようかなと思っているのですが、その前に補足編をアップします。
まず、地球生物会議ALIVEのサイトに、当日ヒアリングで呼ばれた方々の発言に対する意見が掲載されました。ぜひご覧下さい。
第21回動物の愛護管理のあり方検討小委員会
「実験動物の福祉」についてのヒアリング

http://www.alive-net.net/law/kaisei2012/WG_jikken-1.htm
ALIVE提出資料の説明
http://www.alive-net.net/law/kaisei2012/WG_jikken-2.htm
また、一言重大なことを書き忘れたのですが、この日のヒアリングは当事者だけ、それも規制に反対している当事者だけが呼ばれていたことが、非常に問題だと思いました。
もちろん、法改正は関係者の意見を聞かずして行うことはできません。関係者が呼ばれること自体は当然のことなのですが、それだったらなぜ、動物実験の3Rを専門とする学会の話を聞かないのだろう?と疑問に思います。
実は、日本動物実験代替法学会は、動物実験施設も動物取扱業者に含めるべきという意見なんですよね。これも、5年前のことを思い出すと非常に画期的な転回ではありますが、それだけ国際情勢が厳しくなってきたということをあらわしているのだろうな…と思います。ホームページにも公開されたとのことで、大感謝です。
日本動物実験代替法学会
動物の愛護と管理に関する法律改訂に関する意見

http://www.asas.or.jp/jsaae/info/info_20110922.html
それから、①で名古屋大学の実験計画書の差し戻し率が26%と書いたところ(これ、言っていたのかスライドにあったのか忘れちゃって…メモにそうあるのだけど、やっぱり不安だからヒアリングの人は資料つけてほしいわぁと思ってます(;´へ`))、ほかの大学の方から、「ウチの大学は事前審査での差戻し率82.3%ですよ~」という情報をいただきました。これは新規の場合だそうです。継続の場合は47.1%とのこと。
8割返されるということは、ほとんど一発では通らないと言えるレベルで運営しているということですよね。そういう大学が実際にある。そこまでやっていると、3Rの話をするにしても、いろいろ取り組みについて話をすることができるのだろうな~と感じます。
やはり、話すネタがないということは、それだけ取組まれていないということだったのかな?という印象を深めました。