朗報! 学会が「違法性を問われない遺体の利用法」を示す
日本ではどうしても手技訓練というと「動物、動物」と言われますが、海外で広く行われている、人の遺体を利用する手術手技の訓練について、やっと日本でも明るい見通しが見えてきました。
日本外科学界が、20日、「臨床医学の教育及び研究における死体解剖のガイドライン」を公表したのだそうです。
「臨床医学の教育及び研究における死体解剖のガイドライン」について
http://www.jssoc.or.jp/other/info/info20120620.html
実施要件として挙げられているのは、
(1)手術手技の向上を通じ、医療安全と国民福祉に貢献
(2)死体解剖保存法、献体法の範疇で実施
(3)献体者には事前に同意を得る
(4)倫理委員会に諮り承認を得る
の4点とのこと。
日本人は、遺体をいじられることに対して抵抗感が強いと言われますが、医療技術を推し進めたいのであれば、やはり医師、科学者自身が献体することによって、身内のなかで技術習得を進めていくのが一番だと思います。
動物は、結局、体の構造は違います。