実験をよりよく設計するために ”3Rs-reduction.co.uk”
今年4月に公開された新しいウェブサイト3Rs-reduction.co.uk についての記事です。
New website to help scientists design better experiments
http://www.significancemagazine.org/details/webexclusive/2208821/New-website-to-help-scientists-design-better-experiments.html
実験の設計や統計処理についての正式な教育というのは、多くの場合、基本的なものに過ぎないか、なされていない。
ラット、マウス、霊長類を使った271の動物実験について調べた2009年の研究では、実験デザインにおける基本原則が広く無視されていることが明らかにされた。
たとえば、87%の論文がランダム化に言及しておらず、86%が、通常そうすることが適切な場合であってもブラインドで行ったかどうかを言及していない。サンプルサイズの正当さを述べた論文は存在せず、26%は動物の性別すら述べていなかった。24%が動物の年齢も体重を報告しておらず、使った動物の数さえ述べていない論文は4%あった。
3Rに配慮したよりよい実験の設計のお供に、新サイトはお役に立ちますよ、というのが主旨ではないかと思います。
3Rs-reduction.co.uk
http://www.3rs-reduction.co.uk/