食と動物実験
じつは危ない食べもの ~健康志向・安全志向の落とし穴~ (ワニブックスPLUS新書)
- 作者: 南 清貴
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2011/06/08
- メディア: 新書
動物実験されているから安全だとか、これこれに効くだとかいうのは短絡的だ、ということが書かれていたので、非常に共感できました。
そもそもひとつの実験というのは、ものごとの一部分しか切り取っていないのに、マスコミはすぐそういう情報に飛びつきますね。
動物実験については、
(1)実験動物と人間の体は違う
(2)長期間摂取した場合の安全性はわからない
(3)複数の成分を摂取した場合の安全性もわからない
(4)加熱した場合の安全性が考慮に入れられていない
の4点を特に挙げていらっしゃいました。
4つめがちょっと面白いなと思いました。人間は加熱をして食べますが、動物実験では成分を加熱するわけではない。つまり加熱による化学反応については考慮されていないということです。なるほどと思いました。