コペンハーゲン動物園のキリンのマリウス。人間の身勝手で動物園に生まれ、これまた、人間の身勝手で、たった18か月で殺されてしまいました。つぶらな瞳を見ていると胸がつぶれるような気持ちになってきます…。

でも何かこの写真、どちらかというと、解体ショーをやってる少しナニなオジサンそのものが見世物になってる感じもしますね。
「うえーっ、このオジサン、こんなことやってるよ~」みたいな。
そんな感じがしなくもない。(キッパリ)
このおじさん、こちらの記事では、持論を展開されているようですが……
キリン処分の動物園に殺人予告、是非巡る論議も白熱
http://www.cnn.co.jp/fringe/35043712-3.html
動物園という仕組みそのものが不自然な箱庭なのに、「自然界をディズニーワールドに仕立ててはならない」とかいう信念を持たれてもねえ……と思ってしまいます。
そんな発言は動物園の自己否定でしかないのだから、早々にご自分の働く園から封鎖されたらいいんじゃないでしょうか。
だいたい、アフリカに戻すための保全じゃないし。あくまで動物園で見せる動物の確保のためにふやしているのに、都合がよすぎます。遺伝子云々もっともらしいことを言ってますが、要するにふえすぎで飼う場所がないって話でしょうに。ほんとに希少なら殺せないし。
それで体の仕組みを見せたいとか、そんなこと言っても後付けに過ぎないですよね。「科学」が都合よく言い訳に使われる好例です。
まあ動物園の抱える矛盾が露呈しただけとも言えますが……。
これ、でも別に外国の動物園だけの話ではないです。日本だって、要らない動物は鳥獣商に渡してますから。「売りとばしてない」とか言っても、でも他の動物と交換で出してたりします。
あと、殺処分もやっています。ちょうどPEACEのサイトに、ふれあいのモルモットの間引きについて載せたところでした。
コペンハーゲン動物園が強烈過ぎて霞みますけど、モルモルも、つぶらな瞳と可愛いお口は負けません……。
ふれあい問題を考える(1) 井の頭自然文化園のモルモット
ちなみに、次回は野毛山動物園の予定です。
井の頭より強烈なんですけど、マリウスが強烈過ぎてクラクラ。