PETAが、アイオワの豚生産施設での虐待を撮影したビデオを公開しています。鉤爪のついた金属の棒でおもいっきり殴っている最初のシーンから、はっきりいって目も当てられません……途中で血まみれで死にかけて苦しんでいる子豚も出てきますし、豚を殺すシーンもあるので、見るのが辛い方は見ないで下さい。
http://getactive.peta.org/campaign/iowa_pigfarm_abuse2

最後に、ホットドッグやハムやベーコンを食べるということはこういうことなんだ、というようなことが確か書いてあったと思います。(再度見てチェックする気も起きないビデオなのでうろ覚えですいません…) 農場の中で何が起きているかなんて、本当に誰もわからないと思います。肉を食べるということは、こういう現実を支え続けてしまうことなのだと思います。どこの牧場でも行われているようなこと(去勢とか)もビデオの中には入っています。

上記のページから、この虐待を行った食品会社へメールが送信できます。メールアドレスと、ローマ字で名前・苗字、生年月日(月は選択で、日と生年)を入力して送信ボタンを押してください。どうぞよろしくお願いします。

日本の話になりますが、先週、畜産技術協会の「アニマルウェルフェアに対応した家畜の飼養管理に関する検討会」の豚分科会を傍聴してきました。

例によって、生産者側の方々はなるべく福祉の度合いが強くならない方向の発言ばかりでがっかりしてしまったのですが、それもそのはずで、日本の環境が豚の飼育に合わない中、はっきりいってしまうとショボイ設備で豚たちが飼われている実態が現実にあるので、そこがネックになってしまうのだと思います。

そして、その日の委員の方の発言ですが、日本でも、豚を蹴飛ばしたりということは現実問題あるそうです。そういうことを指針にどう書き込んだらいいかというようなお話をされていました。

どの程度真剣に蹴飛ばしているのか知りませんが、遠くアメリカだけの問題ではないと思います。

続報:ホーメル社の件