ルース・ハリソン著 
橋本明子・山本貞夫・三浦和彦共訳
講談社(絶版)

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レイチェル・カーソンによる序より;

どこの国の読者も、読めば間違いなく、落胆し、嫌悪し、憤慨しないではおれないであろう。本書に触発されて消費者が立ち上がることによって、この巨大な新式の畜産業が修正に追い込まれるように、と願うものである。

書かれたのは1964年ですので、最近のEUの動物福祉の状況などは書かれていませんが、これでもか、これでもかというくらい、現代の工場畜産の惨状を暴き出している本です。

集約的工場畜産の5大必須条件は

  1. 短期肥育
  2. 密飼い
  3. 高度の機械化
  4. 最低限の労働量
  5. 最良の効率による商品化

このような状況下で動物たちが健康で幸せでいられるわけがあるでしょうか。すべての人に読んでほしい本です。